ビルの狭間にある奥まった細い抜け道を進むと、そこにはスタイリッシュな建造物が。「THE BAR MOJITO(モヒート) KOTEMON」だ。オーナーは田上栄作(たのうええいさく)氏。九州にある外資系ホテルのバーテンダーとして腕を磨き、念願である自身のお店をオープンさせた。
店名でもある「モヒート」はオーナー自身が沖縄で過ごした経験が色濃く反映されている。ダイナミックなサトウキビそのものが目を惹くモヒート。もちろん食べること(かじって味わう)こともできる。
ラム酒をベースに、ミントの葉をふんだんに使用したモヒートは爽やかで香り高く、サトウキビの上品な甘さが引き立っている。季節のフルーツをあわせたものは、常時15種類そろい、時には週変わりで生み出されているのでいつでも旬な新しいモヒートが楽しめる。
思い立ったときに、さっと立ち寄って飲んでもらいたい。そして20~30代の若い人にももっと気軽にバーに来てほしいという思いをもつ田上氏。福岡・大手門の地で地元の人たちに秘密の場所としてこれからも愛され続けるだろう。
writer Chie