一足踏み入れるとそこは別世界。
心ゆくまで和を堪能。【馳走（ちそう） なかむら】
福岡市の博多中学校近く、対馬小路にある日本料理店【馳走（ちそう） なかむら】。
北九州で11年の間親しまれ、満を持して福岡市内へ拠点を移し、今年2016年3月に開店したばかりのお店だ。
黒の格子ですっきりとまとめられた外観は、まわりの景色にとけこみながらも、どこか凛とした空気をまとう。一歩踏み入れた清廉な空気は、まるで京都の古い街並みにのように、異境の地と錯覚させてくれることだろう。
店主は中村亨（なかむらあきら）氏。京都や奈良の地で培った経験から織りなす懐石料理たち。日本の伝統文化を今に伝える確かな息吹を一品から感じとってほしい。
客人から見た景色細部にいたるまで客人を想い、考えつくされた設え。そして、京都から仕入れた厳選の聚楽（じゅらく）土、柱、石畳から成る造りは、一見の価値ありといえる。
石畳のひっそりとした小道をいく。洗練されていながらも、どこか懐かしい【馳走 なかむら】でのひとときを楽しんでほしい。
writer:Chie
